韓国のベストセラーエッセイ『私は私のままで生きることにした(韓国語版)』を読んでみた。

※本ページはプロモーションが含まれています

 

こんにちは、そみ(@somi_koguma) です。

2018年度一発目は、お気に入り韓国本の紹介をしていきたいと思います。

 

私は私のままで生きることにした(나는 나로 살기로 했다)

 

今回紹介する『 私は私のままで生きることにした は、大人としての生活をスタートした若者や、社会の荒波や葛藤に疲れ始めた人へ向けて書かれた、韓国のエッセイです。

 

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昨年韓国の本屋で立ち読みしていたとき、可愛らしいイラストと「ありのままで十分なあなたに届ける本当の慰め」というフレーズが目に留まり、購入してみました。

自己啓発書っぽいエッセイって、どれも理想論ばかり語られているイメージがあったのですが、この本には、現実的な社会問題や若者が抱える悩みに沿った思考方法や、ソリューションが提示されていて内容がスッと心に入ってきました。

 

そして可愛らしいイラストと、筆者の堂々とした物言いとのギャップが魅力的な一冊。

社会と自分の温度差に悩んでいた私にとって非常に参考になった自己啓発書です。

 

今回はこの本の中で印象的だった言葉と、思ったことをつらつら書いていきたいと思います。

 

※日本語版『私は私のままで生きることにした』は以下の記事で紹介しています。

 

 

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自分が不安を作り出している

 

미래에 대한 엉터리 각본을 쓰지 않을 것

당신의 괴로움은 당신이 쓴 엉터리 각본 때문이다    

ー나는 나로 살기로 했다より

「未来に対するでたらめなシナリオを書かないこと。あなたの辛さはあなたが書いたでたらめなシナリオのせいである」 

 

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わたしもやりがちなんですが、自分の中でわざと不安をつくり出していることって意外と多いんですよね。

「不安がないことに不安を感じるからわざと不安をつくりだす」っていうのは日本人や韓国人特有の癖なのかも。

冷静に考えれば起こる確率が低いことでも、頭の中で丁寧に丁寧に不安シナリオを書き、結局そのせいで判断を誤ってしまう…。うーん、そういうのはやっぱり避けたい。

 

適度な不安は希望につながるのかもしれないけど、過剰にならないためには「自分がわざと不安シナリオを書いてしまう可能性がある」ということを頭の片隅に置いておくのが効果的なのかな~と思ったりします。

 

世間の正解に屈服しない

 

세상의 정답에 굴복하지 않을 것 

우리는 각자의 답을 가질 권리가 있다. 우리는 오답이 아닌, 각기 다른 답이다

ー나는 나로 살기로 했다より

 「世間の正解に屈服しないこと」「私たちは各自の答えを持つ権利がある。私たちは不正解ではなく、各々違う答えである」

 

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人によって価値観も育ってきた環境も全く違うから、ひとつの基準、正解からこぼれおちてしまう人がいるのは当たり前のこと。

 

ま、そんな当たり前のことがなかなか認められないのが、世の中の厳しさ、不条理さなのかもしれないけど、私はどんなことに対しても屈服したくないなと常々思っています。

 

もし誰かが世間の正解を強要してきたら、まずその理由を問い、芯のある態度で自分の考えを伝えたいなと。

ま、そのためには日頃から自分との対話や、常識を疑う練習、冷静に抵抗できるだけの知識量が必要なのだけれども。

 

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自分が輝ける場所を探そう

자신이 빛날 수 있는 자리에서 살아갈 것

자본주의 최대 비극은 돈으로 환산되지 않는 재능은 무가치해지는 데 있다

ー나는 나로 살기로 했다より

 「自分が輝ける場所で生きること」「資本主義最大の悲劇はお金で換算されない才能が無価値になってしまうことだ」

 

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いくら一人でいるのが好きな人でも、社会が嫌っていう人でもやっぱり人間には社会承認欲ってものがあるわけで、自分の才能や能力を存分に発揮できる場所が必要だと思うんです。

それが仕事場でも趣味の集まりの場でも、オンライン上でも、ボランティアでも、何でもいいので、自分の言動が社会に影響しているっていう実感を得ることが大切ですよね。

そのためにはやっぱり「お金」で換算されない「才能・能力・個性」に価値を置くことが必須。

自分にとっては大したことでなくても、ある人から見たらすごい才能だったり、すごい特技だったり、真似できないことだったり…そういうことって結構あるもの。

「好きなことを仕事にする!」とか「趣味に没頭する!」とかそんなハードルを高く設定しなくても、趣味のブログを立ち上げて発信してみるとか、SNSで得意なことを発信するとか、そういったことだけでも自分が輝ける機会は増えますよね。

 

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★★★

ということで今回は、韓国のベストセラー「私は私で生きることにした」の紹介でした。

もっと「自分らしく生きたい」「自己肯定感を高めたい」という方にとって、いろいろヒントとなる一冊だと思います。韓国語の勉強にもなりますし、イラストも可愛いのでおすすめです。

 

  

追記(2019/2/23):ついに!日本語版『私は私のまま生きることにした』が2019年2月に発売されました。こちらも合わせて読んでみてくださいね!

 

日本語版はこちら

 

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