Koguma

自由に生きたい韓国マニアのゆったり生活

韓国人との距離を縮めるには??

最近、ある日本人の友人が韓国に留学に行ったのですが、なかなか仲のいい友達ができないとのこと…。相談にのっているうちに、私も同じような経験をしたなぁなんて懐かしく思いながら、日本と韓国の人間関係への感覚の違いについて考えてみました。

今日は韓国人と仲良くなる過程で大事だと思ったこと、気を付けることなど、私の経験を元に書いていきたいと思います。あくまでも個人的な意見ですのでその点はご了承下さい。

 これから韓国に留学する予定の方、韓国人の友人と仲良くなりたい人、韓国人の友人となかなか仲良くなれない方、韓国に興味がある方、に少しでも役立ったらいいなと思います。

気を使いすぎない

 まず私の体験談から書きたいと思います。私が初めて韓国留学に行った時、韓国人の国民性など何も知らない状態でした。

韓国でも日本に居てる時と同じように振る舞い、留学生活が進むにつれ韓国人の友人も少しずつでき、大きな友人トラブルも特にありませんでした。

 しかし留学3か月目頃にふと気になり始めたのが、なんとなーく韓国人の友人との壁を感じる、ということでした。

その時は、ある程度韓国語も話せる状態で雑談にも困らなかったし、相手側もふつうに仲良くしてくれていたのであまり気にしないようにしていたのですが、ある日、友人が私に言ってくれた一言でそのモヤモヤにハッとしました。

「日本人の子は、友人に気を使いすぎている。何を言っても遠慮されまくると壁を感じてしまって、どう距離を縮めたらいいのか分からない。」

その時なるほど…それか、と思いました。日本人からすると当たり前のやり取りで、気を使っていないと思うようなことでも、韓国人からすると水臭く感じたり、時には自分と仲良くなりたくないのかなと感じることもあるそう。

例えば、韓国人は仲が良ければ良いほど、お節介になります。(個人差もありますが私の経験上そうでした。)頼んでもないことまでしてくれたり、こっちが申し訳なくなるほどよくしてくれたり…。

その情溢れる振る舞いに慣れてない日本人は、「いや、そこまでしてもらうのは悪いなぁ…負担になるのは嫌だし断ろう。」という風に、他人、仮にそれが親しい友人であっても人に迷惑をかけたくない!という思いが強い傾向にあると思います。もちろん私もそういった考えでした。

しかし、韓国人の友人の間では、お互い迷惑かけて助け合うのは当たり前で、そういった支え合いがむしろ友情関係の接着剤的役割になっている、と考える人が多いのです。

なので、相手に迷惑をかけたくないという思いから、全く頼み事をしなかったり、大変なことがあっても隠していたり、相手の好意(日本人から見るとかなりお節介に見える場合もありますが…)を拒否し続けると「こんな関係ただのうわべじゃないのか?」と思われてしまうかも知れないんです。

もちろん初対面の相手だったり、度を過ぎた頼み事をすることは逆効果ですが、韓国の友人とより仲を深めたい!相手も好意的に接してくれている!と思った時は、日本人の友人と関わるときよりも少し図々しいかな?と思う位の態度で接するのがいいと思います。お互い頼り合ってこそ仲間だ!という考えが、韓国における友人関係の根底にあると思います。

友人からその一言を聞きハッとした私は、その日から友人とのふれあいを韓国式に変える努力をしました。

助けようか?これ食べる?といった彼らの好意を、遠慮するのではなく、「うん、じゃあお願いしたいな。」「うん、食べる!」と受け入れ、そして自分自身も彼らに頼り、相談し、という事を少しずつ始めました。

すると、それまで何となく気になっていた見えない壁が、だんだんと無くなっていく感覚を味わうことができました。

少し図々しい位で接することが、韓国の友人との壁を取り払ってくれる、一つのキーポイントだと思います。

 

謝りすぎないこと

 こちらも私の経験談を交えて書いていきたいと思います。

よく外国人が日本人に対して指摘する点として、謝りすぎが挙げられます。これは隣国韓国でも指摘される点でした。

日本人は本当に申し訳なくて「ごめんね」「すみません」を使っているよりは、人と人とのコミュニケーションが円滑に当たり障りなく進むよう、クッション的な言葉として使っていることが多いと思います。

しかしこの感覚は韓国ではあまり通用しませんでした。むしろ韓国の友達に、「そんなに頻繁にごめんごめん言わなくてもいいよ」と少し呆れられたことがあります。

これは多くの日本人が癖になっていると思います。私も、ここは違う文化だと、頭では分かっていても、ついつい些細なことで「ごめ……あぶない、また言いいそうになった…」となることが多々ありました。

韓国人も含めて外国の人は、本当に申し訳ないとき、しっかり謝罪したいときに「ごめんね」「すみません」を使うみたいですね。

日本だったらあまり謝らない人というのは生意気だとかプライドが高いだとか、責められる傾向にありますが、海外では「ぺこぺこ謝りすぎて自信がない人」というマイナスな印象にうつるそうです。

なので私は韓国人をはじめとした外国人と接する時、ついつい使ってしまう「すみません」をなるべく減らすように心がけています。

ちょっとしたことで癖のように謝りすぎないことで、逆に信頼される可能性の方が高いので、是非試してみてください。

※もちろん、本当に悪いことをしたときはちゃんと謝らないといけないですよ~

私的な情報や悩み事は惜しみなく話すこと

 これも私が韓国にいてるときに頭を悩ませられたことなのですが…。

日本人って、土足で自分の領域に入ってこられるのを嫌がる傾向があると思います。(こちらも個人差がありますが…)しかし韓国人の人達は仲良くなればなるほど、ズカズカと私的領域に踏み込んでくるんです笑  

結婚はしているのか、彼氏はいるのか、年はいくつか、両親は何の仕事しているのか…などなど。初対面でも普通に根掘り葉掘り聞いてきます。

もっと親しい仲になると、その服装似合ってないだとか、お前のそういうところはダメだとか、もう母親の小言のように言ってきます笑 

今ではそんな彼らを面白いと思えるようになりましたが、まだ韓国文化初歩だった当初の私は、かなり困惑してしまいました。

また、隠し事をしたり辛かった出来事などを友人に黙っていると、自分は相手に信頼されていないと受け止められる場合があります。 

 また私の体験談なのですが、留学時のエピソードです。

留学当初、はじめは寄宿舎に住んでいたのですが、ルームメイトと気が合わず、他の空き部屋も無かったので仕方なく寮を出ることにしました。

そしていろいろ探した結果、韓国人や外国人とルームシェアが出来るマンションに引っ越しすることになりました。まだ韓国に来て3カ月程でしたので、慣れない環境の中そのようなトラブルに直面し不安とストレスを感じていましたが、それでも私は「海外では自分で何とかしなきゃ!」「これくらい大丈夫、一人で出来る!」と友人の誰にも相談せず、自分で調べ、契約も行い、引っ越しも自分でしてしまいました。

その後、無事に引っ越しも終え、新しい環境に慣れた頃、仲良くしていた友人にその過程を話しました。

すると友人は「なんで相談してくれなかったの?引っ越しも手伝えたのに…」と少し寂しそうな顔をしました。いつも何かと世話になっていた友人だったので、私としてはこんなことまで頼ったら悪いなという気持ちがあったのですが、彼女からすると「親しい間柄なのに何も頼ってくれなかった。」という一種の裏切り行為のように感じたそうです。

その時初めて、「迷惑かけたり心配かけるのは嫌だから黙っておこう」は、韓国の友人関係では相手を信頼していないということを示す行為なのだと知りました。

もちろん相手との親密度によって判断しなければならない部分もあるので、そこは難しいのですが、ある程度仲のいい間柄なら、相手に気軽に相談したり頼ったり、自分も気軽に相手を助けてあげるオープンさを持っておくことは非常に大切なんじゃないかな、と思いました。

互いに腹を割って話して、はじめて本当の友人になれる!というのが韓国の人間関係の根底にあります。

たとえ親しくてもかなりプライベートな話などは避ける傾向のある日本人からすると、初めは彼らの人間関係の距離の近さに驚くかも知れません。

しかし、その濃密なコミュニケーションによって彼らの友人関係が成り立っているので、はじめは慣れなくても少しづつオープンになってみると、より関係を深められると思います。 

余談ですが、ボディータッチなんかも日本人はあまりしないですが、韓国の友達はふつうに腕を組んで歩きます。私も友人と街中を歩いているときに、その友人が腕を組んできたときは本当に驚きました。慣れてなくて恥ずかしかったし、何よりも歩きづらかったです(笑)

でも今では、信頼してくれている証拠だな、と思えるようになったので、そんな彼らの近さにむしろ温かみを感じられるようになりました。

異文化との出会いは人間力を鍛えるチャンス

留学前に韓国文化を大学の授業で習ったのにも関わらず、実際韓国で生活すると予想外のカルチャーショックの連続でした。改めて「いかに実体験が大切か」を実感したように思います。

異文化との出会いは、自分が今まで常識だと思っていたことや、絶対そうだと思っていた自分の小さな世界が、打ちのめされる瞬間だと思います。

人によっては、徹底的に排除しようとする人から、自分のアイデンティティーを柔軟にし、対応しようとする人まで捉え方は様々です。

私は、この自分と異なるものをどう受け入れるかということが、その人の人間性がこれから成長するかしないかを左右するのではないかと思っています。

私の場合は韓国で異なる人達と出会い、打ちのめされ、少しずつ受け入れ、自分の中にまた新たなアイデンティティーが形成されるという体験をしました。

今日紹介させてもらったポイントを行く前に知っていたら、あんなに友人関係で悩まなかったのになぁ…とも思いましたが、そういった葛藤が自分を成長させてくれたし、カルチャーショックに正面からぶつかっていったからこそ、韓国という国をより理解できるようになったのかなと思います。

最近、世界的に排外主義が高まっています。悲しいことですね。

私は、実際に異文化を体験し、実体験を元に自分なりに考えるという過程が、本当の人間力を高めてくれると思います。人間力は、どれだけ仕事ができるかとか、どれだけ頭がいいかとか、そういうことではありません。自分と異なるものと出会ったときに、どのように自分の中で消化するか、どう柔軟に対応するかということだと思います。

排除なんていうやり方は、相手の存在が不安で怖くてたまらない人がする方法です。そもそも人間関係って機械やロボットみたいにスッとうまくいくことなんてめったにないですからね。関係がうまくいかなかったときの、手っ取り早い解決法なんてありません。

 あ、そして最後に、冒頭にも書かせてもらいましたが、これは私の個人的な意見であって、韓国の人達が全てがこうであるという訳ではありません。

「~人だからこういう国民性だろう」と決めつけることは、フィルターで人を見てしまう原因になると思うので、あくまでも参考程度にしてくださいね~。

そして、これから韓国留学に行かれる方や、もっと韓国文化について深く勉強したい!という方に是非読んでほしいおすすめの書籍もいくつか載せておきます。これから韓国文化の中に入っていく!というときの予備知識としてかなり勉強になると思います。是非読んでみてくださいね~。

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